他の人もたくさん書いていることなので今更感がありますが・・・。
症状
共有やセキュリティの設定、またはスクリプトの中身が正しい場合でも、なぜかグループポリシーのログイン スクリプトが実行されない場合があります。そのコンピューターがもしも、
・Windows 8.1 以降、Windows RT 8.1 以降、Windows Server 2012 R2 以降
である場合、それは「実行されない」のではなく「実行が遅延されている」可能性があります。
コンピューターは通常、ログオン時にスタートアップやログオン関連の処理で、大量のHDDのアクセスやCPUのリソースを消費します。それを抑制するためか、これらのOSでは、グループポリシーのログオン スクリプトの実行が5分間遅れて実行されるようになっています。
しかし、5分という時間は長く、ネットワーク ドライブをすぐに利用できないのは困る、といったこともあるかと思います。
解決策
ログオンスクリプトの遅延時間は、グループポリシーで設定できます。
初期状態では、WS2012R2以降でないと設定項目が表示されないので、ほかのサーバーOSで設定したい場合にはグループポリシーファイルのインポート等が必要です。
パスは コンピューターの管理 \ システム \ グループ ポリシー「ログオン スクリプト遅延の設定」 です。
「未構成」となっている場合は、5分の遅延となります。
「有効」にすることで、任意の遅延時間を設定できます。
「無効」にすると、従来のOS同様、ログイン時即座に実行されます。
それでは、また。